油ってをどのくらい食べれば適量なんでしょうか?

油をとりすぎるとよくないのは皆さんご存知のことと思います。しかし、とらなすぎもお肌がカサカサになったりすることもあるようで、それはそれで問題ですね。では一体どのくらい食べれば適量なんでしょうか?弊社の菜種油にしぼって分析します。

弊社の菜種油は分析の結果、以下のような成分となっております。

菜種油の脂肪酸組成

飽和脂肪酸 8% パルミチン酸
ステアリン酸
アラキジン酸
 
一価不飽和脂肪酸 57% パルミトレイン酸
オレイン酸
イコセン酸
 
多価不飽和脂肪酸 25% リノール酸 ω6
 10% α-リノレン酸 ω3

以下のリンク先を参考にまとめてみました。年齢や、性別、運動量によって必要量は違ってくるようです。運動量はふつうの人とします。

https://www.oil.or.jp/kiso/eiyou/eiyou02_03.html
一般社団法人日本植物油協会
https://www.kewpie.com/education/information/oil/about/point04.html
キューピー株式会社

見える油、見えない油

必要総カロリーから、脂質で摂取したほうが望ましい量が出ます。問題はここからです。脂質と言っても菜種油やバターのように目に見える油に限らず、肉や魚、穀類に含まれる目に見えない油も存在します。そこで目に見えない油が80%、目に見える油が20%とざくっと分類することができるようです。

18~29歳女性を例に見ていきます。
一日に摂取したい脂質が目標量です。これには目に見えない脂質も含まれていますので、その20%が見える油で10.8gとなります。

さらにそこから脂肪酸の種類によって摂取するに望ましい基準があります。
飽和脂肪酸が4.5%~7.0%、ω6が10%未満、ω3が1.8%以上(年齢と性別によって基準が変わります。18~29歳女性ですと1.8%以上となります。)です。

摂取量に望ましい脂肪酸割合をかけたものが10.8と書いた右隣の数値です。これで詳細な分類ができました。

目に見える油、今回は10.8gですがこの10.8gを100%弊社の菜種油で摂取した場合、脂肪酸ごとの摂取目標をどれくらい充足できるのか。それが一番右の数値です。

飽和脂肪酸

飽和脂肪酸2.4~3.8g摂取したいところを菜種油からは0.8gの摂取にとどまります。つまり足りないという事ですね!ただ、肉、牛乳、卵黄、バター、チョコレートなどに多く含まれる油です。見えない油として摂取は可能な種類の分類だと思います。それらの食材を多くとることで補うことができるという事です。

一価不飽和脂肪酸

次に一価不飽和脂肪酸です。これは基準が設けられておりません。というのも、体内で合成することができる脂肪酸の為、食事からとらなくても勝手に体内で作られるという事です。
弊社の菜種油に多く含まれるオレイン酸がこの分類に入ります。

ω(オメガ6)

次にω(オメガ)6です。これは現代の食生活で口にすることが多い脂肪酸で、とりすぎに注意が必要です。10%未満に抑えましょうとの基準が示されています。弊社の菜種油は5.4gに基準に対して2.7gです。ただ、この脂肪酸は上記で説明した一価不飽和脂肪酸と違い、体内で合成することができない油です。とりすぎもよくありませんが、足りないのもよくありません。

ω(オメガ)3

最後にω(オメガ)3です。これは最近流行っていますえごま油や、アマニ油などに代表される脂肪酸です。現代人はω3が不足がちという事をよく耳にして、健康効果もテレビ等で宣伝されています。しかしよくみると、あれ?足りてる?1g以上の摂取が必要で、菜種油には最低限の量が含まれているという事がわかります。ただ、最低1gという事ですので、意識的に増やしてもいいのかもしれません。意外と知られていない菜種油に含まれるα-リノレン酸が10%ほどあるという事実!イワシやサンマを食べることで必要量を十分にクリアしそうですね。

ω3の油をお探しの方は弊社えごま油をご利用ください。
https://www.koubouziabura.jp/product-list/13

まとめ

年齢別、性別別に分類しました。この表を参考に日頃の食生活を考えてみていただけたらと思います。
表の最下段は菜種油の月間消費量です。50代、60代の夫婦2人暮らしでは月に726gが目標です。弊社の820g菜種油が1本あれば十分ですね!

菜種油820g https://www.koubouziabura.jp/product/11

どの油が健康にいいのかとお客様に聞かれることがあります。私はその都度、「油は薬ではありません。健康はバランスのいい食事と運動でしか得られません。」といったお返事をさせていただいております。そしてなるべく自然に近いものを。

油は人の手が加わっていますから自然のものとは言えないですが、私たちの油は布巾をぎゅ~っと搾って水が出るように、菜種をぎゅ~っと搾って出てきた油を紙で濾したシンプルな工程でできています。遺伝子組み換えではない国産菜種100%、溶剤を使用しない、脱臭も脱色もしないシンプルな油をどうぞお召し上がりください。

私の頼りない読解力でまとめたものです。ほんとにあってるの?という疑問も無いわけではありません。正確性に関しましてはご自分で調査していただくことが一番だと思います。