沿岸部で菜種を栽培するということ

この度、被災地の支援で菜種を栽培している遠野まごころネットの有川様からメールを頂きました。
津波の被害にあった現場は今どんな状況なのか、知っていただくために許可をえて紹介させていただきます。
以下引用。
株式会社 デクノボンズ 
      小野寺 様
色々とご配慮いただき、ありがとうございます。
実はこの菜種に関しては
約30000人ものボランティアの方々のご支援で
現在に至っています。
陸前高田 上長部地区では、津波の影響で
近くにあった水産加工工場から冷凍してあったサンマ等が
一気に部落に流れ出し、その影響で瓦礫を撤去しても
腐敗した魚に長い間苦労してきました。
片付けに始まり、臭い、集まってくる動物、異常なハエの発生・・・
せっかく来てくださったボランティアの方々も
その異常な光景や異臭に気分を悪くし断念せざるを
得ない状況でした。
行政も小さな部落には目を向けず、住民だけで頑張るしかないと
先行き不安になる中、そんな場所でも必死に頑張り、
ひたすらサンマを拾い、また出てきた瓦礫の片付けを繰り返し、
なんとか表面が土になったところで出てきたセシウムの問題。
こんなに頑張ってくれた方がたくさんいるのに何も植え付けられないのかとがっかりしていた地域の方々をなんとか元気づけようと
当団体の1人が菜種の植え付けを決めました。
そこからまた多くのボランティアさんの力をお借りし、
土を耕し、種を植え付け、定期的に草取りと追肥を行い、
刈り取りし・・・
みなさんのおかげで予想以上のできのナタネの収穫になりました。
が、思ってもいないこの収穫に、
NPO団体である私達も実はうれしい悲鳴をあげていました。
予想外の出費にまわす活動費がほとんどないからです。
そこで、また定期的にボランティアに入ってくださっている
生協グループの皆さんが「ナタネ募金」を集めてくださいました。
集まった額はかかる費用の半分にも満たないものですが、
せっかくのお気持ちなのでと思い切って全部を搾油し
販売の方向に進めていこうとしているところです。
もし金額の部分でもご配慮いただけるようでしたら、
ぜひご検討をいただきたく思います。
みなさんのお気持ちで集まっている活動資金を
少しでも被災現地にまわせることができるのであれば
とても助かります。
   遠野まごころネット   有川 萌
以上引用。
こういった生産者が増えてきています。私も可能な限りお力になりたいと思い、商品売り上げの1%を頑張っている団体などに寄付する活動を続けております。今回はその中から3万円を遠野まごころネット様に寄付させていただきました。
三陸の菜種油が販売されましたら是非ともご購入いただきたいと思います。

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