11月の工房日記(第71号)

今年も師走を迎えてしまいました。年々流されている感が強まり、この1年なにか前に進めていたのだろうかと不安に襲われます。振り返ればコロナに始まりコロナに終わりそうな1年です。会いたい人にもなかなか会えず、行動が制限されるなか文明の利器で新幹線代をかけずネットで会議ができるなどいいこともいくらかはあったのかなと振り返っております。

なんといっても今年の大きな出来事は、新しい搾油機を導入すると決めたことです。小さい小さいわが社にとって、とても大きな決断でした。来年にはコールドプレスを行うことができます。コールドプレスとは熱をかけないで油を搾れる機械のことです。これによって扱える種が増え、油の種類を増やすことができます!油の専門性を高め、地域に眠る資源に光を当てることを願い導入を決意しました。生産地から弊社を介し、皆様の食卓がより豊かになりますことを祈念します。

油には関係ありませんが、岩手県にある地熱発電所を見学してきました。限られた資源をどう利用し、持続可能な社会をつくっていくのか。とんがりながらも広い視野で考えられる人や会社になっていきたいと思います。皆様、よいお年をお迎えください。